苧麻・からむし 《 Ramie / China Grass 》
〔 いらくさ科 〕
学名:Boehmeria nivea
産地:日本・中国・韓国
使用部分:靭皮
績み方:撚り繋ぎ
日本名の「からむし」は「茎蒸」で、図鑑等では
"茎(カラ)を蒸して繊維を採ることからついた"となっています。
しかし、実際には、繊維を生のまま採るので茎を蒸すことはありません。
"韓(カラ)から来たモシ"が訛って「からむし」になったという説の方が、実際に即しているように思います。
青土の糸や布のほとんどは、中国各地の苧麻で作っています。
青苧 ( あおそ ) : 苧麻の茎から採り出した繊維
苧桶に入った績まれたばかりの苧麻糸
巻とられた苧麻糸。糸を引き出す時は、必ず中の績み始めのところから
青土上布