2020/01/14
[対馬麻 1]

対馬麻と言えば、藍の経縞の大麻布を思い出す。
この縞はどこから来たのだろう?
この地図は大陸の側から“鳥の目”で見た対馬。
中央に対馬が見える。
周辺のさまざまな文化が往き交う中で、対馬麻は生まれたのだろう。
1万年以上も前に、大麻が日本に辿り着いた道も、恐らくここに違いない。
今の麻の状況を考える時、“鳥の目”を持つ事と、
時に、視点を変える事の大切さを、この地図は教えてくれる。
2020/01/01

注連縄・鈴縄、獅子舞に凧揚げと、日本人の願い事に大麻は欠く事が出来ません。
すっかり忘れ去られたように見える手績みの麻の文化は、今も手の記憶の中で、しっかりと生きているようです。
2019/12/11
20年前、韓国の大麻布を訪ねて、安東と石谷を歩きました。
ここで聞いた機織り唄、
“若い頃は、いろいろいじめられて、つらくて悲しくて。
だから機に上がって唄った”のだとか・・・
唄の意味は分かりません。
でも私の耳に残る唄声は透明で美しく、和らかな響きです。
自分のために唄う事で、機音のリズムと共に気持ちが布に織り込まれていったのでしょう。
良い旅をしたと思います。
[安東の大麻布]
安東布のチマチョゴリで機に上がる。
地機
機織り
大杼と腰当て
2019/12/10
[安東の大麻布]
日本の麻作りと、ぴたりと重なる。

大麻畑

大麻の繊維

苧割き

績まれた糸
2019/12/09
[安東の大麻布]
どこからか、機織り唄が聞こえてきそうな安東の家並み。

安東の家並み

安東の民家

安東の民家
2019/11/19
今年も、予約をしていた大麻の繊維を引取りに、韓国の安東に行って来ました。
中国の婆たちの手で、糸にし、布に織るためです。
思えば、20年前、日本の大麻に良く似た韓国の麻布を見るために、安東と韓国南部の石谷を訪ねた事があります。
今に繋がる麻の旅です。
